今回は血はつながっていないけど本当の家族でいたい思いと家族以上の感情を持ったはざまでの葛藤する姿や愛情を描いた作品5つをご紹介したいと思います。
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『STAYGOLD』 秀良子
あらすじ
ひとつ屋根の下で暴走する片思い 「隙みせたら容赦しねーから覚悟しとけ」 ―両親不在、血は繋がっていたり、いなかったり。ちょっとフクザツなお家事情の中山家は叔父兄弟と甥姪の4人ぐらし。それでも歪な「家族」は、なんとかうまくやってきた。 ―駿人(甥っ子)が優士(叔父)に好きと告げ、キスをするまでは。 13歳のままならない恋心は、大人と子供の境目で、ついに暴走をはじめる。 秀良子の人気タイトルが新装版となって登場!
最終巻の「応えられない側のを辛さを知ってしまった」からがこの漫画の凄さだと思います。知らないでほしかった。
優士は大人だから手放しにできないから昔のまま真っ直ぐにぶつけてあげてほしかった。
でもここからでした。感動のラスト、その名の通り堂々完結です。
『ふれないでリトルスター』 マミタ
あらすじ
血のつながらない親子のユキとハル。オメガだがヒートのこない体質のユキは、アルファのハルと仲良く暮らしていた――が、ハルの18歳の誕生日に突然、彼からキスをされてしまう。しかもそのキスをきっかけに、カラダに変化が起きて…!? クールな年下α×ヒートのない年上Ωが紡ぐ、まっすぐ一途なラブストーリー。
オメガバースのお話です。心と体は本能に従おうとするのに理性は親でいようとするユキとユキが大好きだけどアルファだから体を求めてしまう、でも傷つけたくないと葛藤する二人の選択が”離れる”になるのはとても切なかったです。
本当にまっすぐに一途なお話です。
『ぼくらのねがい』 山本小鉄子
あらすじ
十九歳の春、父親の再婚によって両には三人の弟ができた。優等生でしっかり者の次男・健人、硬派でクールな三男・隼人、元気で甘ったれの末っ子・真人だ。母親が経営していた純喫茶スミレの新米マスターになった両は、まだまだ戸惑うことばかり。だけど、家のなかは恋愛混戦模様!? ひとつ屋根の下の愛情物語スタート★
暖かい気持ちにさせてくれる家族ものの最高峰のような作品です。家族みんながお互いを大切に思って大事にしたくて、だから苦しくなるときもあるけど、みんな優しくて真っ直ぐで全員を応援したくなります。
個人的には家族ものはどちらかというと親キャラに共感してしまうのですが、隼人のひたむきな思いに共感と感情移入が止まりません。
切なくなったり嬉しかったりバタバタしたり涙したりと本当にステキな作品です。
『いつか君とはなれ』
あらすじ
父ちゃんより大事な人なんて、できるのかな。
出会った頃の次郎は喜一の父親ではなく、アパートの管理人だった。
喜一の母と結婚し家族になって一年、二人きりになって二年。
なんでも話せる友人のような人、たった一人の家族、それから──ずっと一緒にいたい人。
この気持ちがなんなのか、ずっと考えていた。
だけど見てしまった次郎の古いスケッチブックには、物心つく前に亡くなった実父の姿があって……。
…終わったはずの初恋が戻ってきたようだった。
息子×義父 禁断の純愛。
絵が柔らかくゆっくり時間が流れてるような作品です。
喜一に好きだった父親の面影を見て、二人に広がる違和感を静かに描いているのがとても不安で、どうか離れないようにと願わずにはいられないような作品です。
『ヒズ・リトル・アンバー』 ナツメカズキ
あらすじ
【攻】不愛想甘やかし男やもめ×【受】人ならざる美貌の青年。豹に変化できる謎の美青年・琥士郎はともに暮らす不愛想な男やもめ・源慈のことが好き。1999年の大晦日の夜、源慈は幼い獣姿の琥士郎を拾い育ててくれたのだ。大好きだけど言えない恋心…のはずが突如起こったカラダの異変で源慈にエッチな手助けをしてもらうことになり?!
源慈がぶっきらぼうなので親代わりというよりは世話役だとか言いそうな感じですが、ちゃんと琥士郎のためを思ってるのは微笑ましいです。
琥士郎がずっと純粋に真っ直ぐなので安心して読めますし、二人とも顔も体もイケメン過ぎるので永遠に眺めてしまいますが時々クスッとする場面もあったりで楽しく読めるのがおすすめです。
さいごに
いかがでしたか、家族でいたい気持ちとそれ以外の感情の間で揺れている姿はこちらもとても切なくなりますよね。
また次回も素敵な作品をご紹介していきたいと思います。